適応障害とは?

適応障害とは、環境の変化により強いストレスを感じ、心身ともに症状が出て社会生活に支障をきたすという心の病気です。新しい環境にうまく適応できずにストレスを感じる場所に行くことができなくなったり、無気力でやる気がでないという状態になります。進学や結婚というような、喜ばしい環境の変化でも起こることがあります。

適応障害の原因

適応障害の主な下人はストレスだと言われています。ただ、ストレスとは精神的に嫌だと感じることだけを指すのではなく、外からの刺激に対して緊張した状態のことをいうので、自分では気づかない間にストレスを感じていて発症してしまう場合もあります。外からの刺激とは、天気や気温、病気や疲労などがあります。ただ、最も要因となるストレスは、人間関係などで生じる社会生活による刺激です。もちろん学校でのいじめや職場での孤立なども要因となりますが、それ以外の状況でも本人がストレスだと感じれば適応障害を発症する原因となり得ます。

適応障害の症状

適応障害の症状は人によって異なります。主に分類すると行動面に症状が出るタイプと、精神面に症状が出るタイプがあります。行動面だと、回避行動が強く出る傾向があるので、ストレスを感じる場所にはなかなか行けないという場合が多いです。また、過度な飲酒や暴飲暴食や万引きなどの社会的な規範を逸脱した行動をとってしまう場合もしばしばあります。適応障害の人はそのような行動をコントロールすることが難しいです。精神面での症状に関しては、不安を感じて落ち込んだり、イライラしたりなどの症状が出る場合が多いです。また、集中力がなくなったり緊張感がずっと続くという方もいます。そのような精神的な不安や憂鬱感が悪化すると、うつ病やパニック障害を引き起こすこともあります。

適応障害の治療方法

適応障害の治療法は薬物療法と環境療法になります。まずは、ストレスがかかり症状の原因となっているのはどこなのかを詳しく調べます。複数の場所が原因となっていたり、特定の状況が引き金になっている場合もあるので、その環境を詳しく確認していくことが大切です。何がストレスになっているのかが分かったら、まずはその環境を避けるということから始めます。例えば、学校や職場が原因となっている人は医師の診断書を提出して休みをとってもいいでしょう。転職や転校というのも1つの方法でしょう。休職や休学が難しい場合は、その場所で起こりうるストレスを少しでも回避するための方法を考える必要があります。

また、環境調整を行いながら、併用して薬物治療を行います。薬物治療では、適応障害によって起こる不安や憂鬱といった症状を軽減することが目的です。

適応障害の自分でできる対処法

適応障害は医療機関にかかることも重要ですが、普段のストレスを自分なりに軽減するために行動することが大切になります。今回は自分でできる予防法・対策についてご紹介します。

リラックスする時間を作る

日常では忙しさに追われて、自分の時間を作れていないという人は多いと思います。自分ではストレスが溜まっていないと感じていても、気づかないうちに小さなストレスを積み重ねていて、それが原因となり発症する場合もあるでしょう。そのため、日頃から気にかけてリラックスする時間を作っておくことは非常に重要です。自分なりのストレス解消法やリラックスできる場所や方法を探して、知っておくことが大切です。

問題と解決策を考える

今の自分の生活の中で何がストレスとなっているのか、それに対してどんな解決策があるのかを考えてみましょう。例えば、会社がストレスの要因になっているという人でも、実際には仕事が嫌なのではなくそこの部署の人間関係がストレスになっているだけという場合もあるでしょう。その場合だと、転職という決断をせずとも上司と相談をして配属先を変えてもらったり、その人との付き合い方を変えることでストレスを軽減できる可能性があります。まずは問題を詳細に知ることによって、それに対する解決策も変わってくるので、自分で何が原因かを知っておくことが大切です。

解決策に優先順位をつける

ストレスとなっている問題に対しての解決策を考える時には、その方法の優先順位をつけてから行動しましょう。会社がストレスだから会社を辞めると決めたところで、次の就職先が決まっていなければ貯金を減らしながら転職活動をするストレスの方が大きく、症状を悪化させてしまうかもしれません。その場合は、適度に休息をとりながら転職活動をしつつ今の会社に残る方がストレス値でいうと低い可能性もあります。

まとめ

適応障害は日常のストレスによって引き起こされる病気なので、誰もが起こりうる病気です。大きな環境の変化がある際には、自分のストレスについて考え、少しでも負担を軽くできる方法を考えて実行するといいでしょう。また、つらいと思った時には1人で抱え込まずに悩みを相談することで予防しましょう。

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